「季節の変わり目は体調を崩しやすい」とよく言われますが、これは決して気のせいではありません。寒暖差が激しくなるこの時期は、体温を調整する自律神経がフル稼働してしまい、エネルギーを激しく消耗します。その結果、自律神経のバランスが乱れ、だるさ、頭痛、不眠、胃腸の不調といった「寒暖差疲労」と呼ばれる症状を引き起こしやすくなるのです。季節の変わり目について見ていきましょう。
最も重要なのは「体を冷やさないこと」です。日中は暖かくても、朝晩は急に冷え込むことがあります。薄手のカーディガンやストールなど、着脱しやすい羽織りものを常に持ち歩き、こまめに体温調節を行うことが基本です。特に、首、手首、足首の「3つの首」を冷やさないように意識すると、全身の冷えを効果的に防ぐことができます。
次に「質の高い睡眠」を確保すること。自律神経を整えるには、睡眠が一番の薬です。寝る1〜2時間前にはスマートフォンやパソコンのブルーライトを避け、部屋の照明を少し暗くしてリラックスモードに入りましょう。38〜40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体の芯まで温めることも、深い眠りにつくための有効な手段です。
食事面では、ビタミンやミネラルが豊富な旬の食材を積極的に取り入れましょう。また、冷たい飲み物よりも、温かいお茶や白湯を飲むようにし、胃腸に負担をかけない優しい食生活を心がけてください。腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)も免疫力アップに繋がります。
季節の変わり目は、体が新しい環境に適応しようと頑張っている時期です。無理をせず、自分の体の声に耳を傾けながら、規則正しい生活リズムを心がけて心身を労ってあげましょう。

